横須賀美術館花展の展示作業中です。横には熊谷守一や三木富雄作品が展示待ちで床に置いてあります。長野のアトリエでつい一週間ほど前に生まれたばかりの作品がここに展示されるなんて不思議な気持ちです。今回の空間は今年仕上げた作品四点で構成していますが、いままでの空間と少し変化しています。今までの絵はは外にむかい広がっていく空間で、作品が作り出すスペースもそういう波動でしたが、今回それぞれの作品の求心性が強まって来ているからの微妙な変化だと思います。昨年回顧展的展示を数回やるなかで生まれた問題意識を最近の制作の中で具現化しているためで、なんとなく感覚的に起こってきた偶然ではありません。この流れでしばらく制作していくつもりです。具体的にいうと今までより花っぽい作品になっていくかもしれません。