少し前からデッサン等描いた記録をツィートしている。誰かに知って欲しい訳じゃなくて自分を叱咤するためだ。もう何年もプロの画家として仕事をしているのに、いつまでたっても描くのがこわい。描くと自分の才能の無さをモロに突きつけられるからだ。その弱気を克服するために新しい習慣を始めた。展覧会のためとか、依頼された仕事のためならウジウジしてる場合じゃないので火事場の馬鹿力で乗り切っていくが、素の自分に戻る途端に描く事に臆病になる。だから描かないで一日終わることがある。素の臆病な自分に戻らず毎日プチ馬鹿力出力のための仕掛けでツイートすることにした。画家を志した高校生のころらかぞえきれないほど素晴らしい作品を見て来た。世界的歴史的ウルトラ名作から無名の若い作家の描いた初々しい魅力的な作品まで、自分にはもっていない素晴らしいものがそういった作品にはあり、作品を見る目はどんどん成長している。その目で自分が描いたものを見るたび激しく失望する。その数限りない失意を乗り越えてこれまで描いて来たが、自分の絵が今まだ辿り着いて居ない場所に行くためにはもっと描かなければダメだというのはわかっている。常時プチ
馬鹿力出力リズム養成中だ。臆病だったから描かなかった分まだまだ伸びしろ十分だと思っている。そう考えるあたりは図々しい。だからここまでやって来たんだろう。