2009年1月21日水曜日

アーティストな1日

昨日は午前中にテレビ朝日アートフェアの撤収作業をササッとして、三瀬夏之助展を観るために初めて佐藤美術館を訪れた。すごくエネルギッシュでしかも不思議な時間を湛えた絵だ。展示も四階部分は全て本人が自由に作り上げた空間だそうで、作家のアトリエに入ったというか、作家の頭の中に入り込んだような混沌とした空間になっていて、それが三瀬作品の世界とさらにシンクロしてるというイレコ状態の表現になっていた。三階の壁面を埋め尽くす屏風は2003年から描き始められ、これからも描き続けられるとの事。美術雑誌の写真で見たときには全くピントこない作品だったが、見に来て本当に良かった。本物を見ることの大切さを改めて痛感。招待券をお送り下さった学芸の立島さんにもお目にかかれて、いろいろなお話しをお聞きする事ができてさらに有意義な時間をもてた。夜は六本木ライブハウスで齋藤撤さんがヨーロッパのミュージシャン数人と共演されるインプロビゼーションのライブコンサートにデザイナーの齋藤さんと行ってインプロビゼーション音楽の意味を絵画に引き付けて思考を巡らしたり、それぞれの奏者の力量を味わいつつ自分の表現力に思いを馳せた
りしているうちに、長時間の演奏はあっという間に終了して深夜になっていた。齋藤さんの演奏は相変わらず、全くレベルの違う地平にある。すごい表現者だ!いつもながら尊敬の気持ちをもちながらも、友人として楽しくお話もさせていただき奥様や娘さんともお話ができて和みました。昨日はアーティストな小山の1日でした。それにしても…もっと努力精進しなければ…今のままでは全然いけてない自分を今日もヒシヒシと感じました。たまにはアーティストっぽい1日を過ごすのもよいです。