2009年4月17日金曜日

画家でいられる事は奇跡的、、、だと思う

写真は昨年のアムステルダム滞在時に撮影
アマリリスを買って部屋で楽しんだ。
今アトリエには後藤真起子さんからいただいたアマリリスが咲いている。

こんなエピソード自体私の人生にとっては奇跡としか言いようがない

20代後半、まだ歩けない赤ちゃんの娘を背中におぶって
カメラ部品の下請け工場に内職の仕事をもらいに行った事がある
特殊な薬品を使うので、赤ちゃんがいる人には無理だといって断られた

どうにか1万円でも稼ごうと必死だったから、そういう職探しも全然平気だった

その頃の私は後年ヨーロッパに一人で長期滞在して絵を描いている自分の姿な
ど想像も出来なかった。

娘をおんぶヒモで背中にくくり付けて内職探していた自分は今ではフィ
クションにしか思えない程遠くの記憶になった

今からざっと25〜6年前の事

その間に様々な小さなそして大きな奇跡が起こった
そしてさして有名ではなくても画家を職業にしている今の私がいる

それ自体が奇跡的だといつも思っている。