2011年10月24日月曜日

時差体験

ある御客様が見たいという御要望に応え
10数年前に描いた作品を収蔵庫から出しました。
柏市にある千葉県立文化会館や多摩美術大学美術館
での展示以来梱包を解くのは
三年ぶりぐらいかな。。。

それを見た娘が息子に(つまり私の孫に)
これはお母さんが子供の頃にばあちゃんが描いた絵なんだよ
と言っていたを聞いて何とも言えぬ感慨が、、、、

目の前にある絵は完成した時から今までの歳月を重ねたという気配はな
いのに
描いた当人(つまり私)や周辺の人間は歳を重ねてるという不思議。
ドックイヤー的な時差は
作品と人間の間にも確実にあるなと
思います。

長年描いているとそんな体験も出来るようになる。

この時差体験も画家ならではの醍醐味かも

とにかく長生きしてもっとスケールの大きい
時差体験もしてやろう!