2009年3月27日金曜日

雪が刻む時間

昨日も今日も断続的に粉雪が舞っている
夕方になって雪の勢いが増して来た
風がつよくなりふわふわ舞い降りていた雪が
横殴りの強い勢いで流れるようになっている
今夜は冷え込むのかもしれない

今年はこのような軽やかな粉雪が舞う日がほとんどなくて
重いぼたぼたした雪がふってはすぐ消えるという情けない感じの雪の日
が多く
そういった日すらまれで、ほとんど雪が積もった記憶がないという珍し
い冬だった。

先日は四月下旬の暖かさだったので、もう雪にお目にかかる事はないか
と思ったが
二日続けて舞い落ちる粉雪を眺める事ができて幸せな気分である

雪は音もなく舞い落ちる、そればかりか周囲の音をかき消してしまう。
この静けさがとても好きだ。
そして雪の日の窓辺は独特の陰影をつくりだす
こういうひと時を味わう事のできる日が年に数日はある
至福の一日と言えるだろう。