2009年3月25日水曜日

桜が咲く頃には

500号制作中

なんだか荒馬みたいな画面
あっちもこっちもはねまくっている

最終的にどういう波動で調和するのかまだまだはっきりしていないが
いろいろな部分がふわふわした質感になってきたので空気は流れて画面
が呼吸し始めて来た

右上の部分にとても美しい偶然できた空間があって
そこを残すつもりで進めてきたが
ここまで描きこんでくると、どうもその部分がネックになっているのを
否定できない状態になってきて、昨夜からどうしようか迷っていたが
とうとうつぶしてしまった

最近は積極的にボリューム的なイリュージョンを構築しようと思ってい
るので偶然をすくいあげて、イメージと共振させる画面を創って行くことよりも
むしろ自分の中にあるイメージを優先する事にしている。

比較的わかりやすい絵画的イリュージョンを使って大画面にダイナミッ
クな空間を作り上げる方向で進めている
ある意味単純なダイナミズムになってしまうかもしれないという心配が
あり躊躇していた部分もあったのだが

(単純なダイナミズムとは、何でも大きくすればある種のダイナミズム
がでるわけだからそういう意味で稚拙なでかい絵にはしたくないのです)

今回は花びらがかなりはっきり認識できるようなフオルムで構成するこ
とにした。
いずれ蓮の花を描きたいとおもっているので通過しなければならないプロセスだとおもう。

蓮の花と同時に菊の花も一つのテーマとしてずーっと前から頭の隅にお
いてある。いつ実現するだろう。百号ぐらいで今年こそ描いてみようかな。

それはそれとして今年は5月ぐらいから集中的にバラを描くつもり

先ほどテレビのニュースで東京で咲く桜の映像をみた

写真の始弘画廊の脇にある桜も今は満開にちかいのだろうか。


長野の桜が咲く頃には少し余裕のある気持ちでいられると思う