2009年1月23日金曜日

新たなるスタートに誓う

昨年の九月2日にオランダに向けて出発してから一昨日まで
移動移動の日々だったような気がします。

日々新しい出会いを繰り替えしながら、どんどん月日が流れて
何度も展示撤収を繰り返し、何度も案内状を送らせていただきました。
会場でも多くの方々と交流する事ができてとても幸せでした。
会場でお目にかかれなかった方々から暖かいお手紙を何通もいただきま
した
こういう事が充実した作家活動という事なのかもしれないな、、、と思
いつつ
でも、だからこそ私の未熟さを様々な局面で痛感した時間でもありました

例えば
私にとって案内状をお送りするという事はとても大事な行為の一つです、
今回、あまりに頻繁に展覧会が繰り返されて、とうとう常日頃書いていた
案内状に添えるちょっとしたコメントを書く事が出来なくなってしまい
ました。
コメントなしで何回もご案内を送付する事になってしましました。
取るに足らないようなちょっとしたコメントなのですが
それをする事が自分にはとても大切な事なのです。
とうとうそれが出来なくなってしまった時には本当に辛い気分でした。
それがとても心残りな感触で、せっかく頑張ったのですが、なんとなく
やりきれた感じがしないのです。

会場でのお客様とのコミュニケーションも、あまりにめまぐるしく過ぎ
て行った
忙しいスケジュールの中で、おぼろげな記憶になってしまっていて
すごくもったいない感じがしています。

仕事のやり取りの中での小さな(小さくない場合もあったか、、)行き
違いで
ご迷惑をかけた事、不快な思いを与えてしまった事もたくさんありまし
た。

そういった心残りの事柄がすべて自分のトータルな力不足から
くるものであると思っています。

制作の内容もしかり、、、

もっともっと成長していかなければいけません。

ひとつの大きな波が終わった今
新しい制作を開始した今
もう何度目か忘れてしまうほど何回も繰り返して来た事ですが
画家として人間として成長を期する誓いを胸にスタートしたいと思って
います。

未熟と言う事はまだまだ成長する可能性がある事なのだ、、と思ってい
ます
これからもどうぞよろしくです!

写真は、4月に参加する、花をテーマにした展覧会の会場、横須賀美術
館の
一階にあるレストランから正面に見える海を写したものです。

それはそれは素晴らしい美術館です。ここで新作の大作を何点か展示し
ます
とてもわくわくです、頑張りますよ!